とてつもなく高い場所に咲いて
瞬く花が出す　音に耳を塞いでいる
無邪気に指をさし
僕に笑いかける君を大人だと思う
時間は過ぎてゆく

花びらのように舞う　今年も花火は
何処から見ても丸いのか形は
かき氷はどんな時だって甘いな
大きな会場で君を探した

泡沫になんてしたくなくて
有耶無耶にしちゃえば構ってくれない気がして
伝えたい　その勇気がなくて疲れた　
君は僕を奪ったんだ

実際に　嫌われたって
嫌えるはずがない
その笑顔を見せられたら
誰だってイチコロなのさ

ドラマでよくある　二人きりで見る花火
やってみたいけど　近くに高台が見つからない

オレンジみたいに　甘く　酸っぱく
瞞し　永久（とこしなえ）に誘ってくれ

花びらのように舞う　今年も花火は
君の目から見てもやっぱり形は
瞞し　永久（とこしなえ）に誘ってくれ
僕の全てを奪ってくれ

好きと言えるほどあんまり知らなくて
嫌いと言えるほど理由がなくて
距離はFarawayのFarewell
最後の花火が散っていった