ひとりあなたの好きなところを
ひとつふたつと思い浮かべた
薄くなってくアイスコーヒー
待ち合わせ5分前
瞳こらしたテラス席から
カランコロンとあなたかなって
胸は高鳴る夏の終わりに
焦らされているように
いつもみたいに現れた
あなたのせいで真っ白よ
雑誌にあった恋のセオリー
もっともっと教えて あなたの気持ちを
ずっとずっと怯えて 足踏みしてるの
ふたりで季節のページをめくってみたい
ひとりあなたを好きでいるのは
かなり癪でも口をつぐんで
キツくあたってしまうことさえ
流されているようで
いつもはしないルージュとか
あなたのせいよわかってる?
察してみてよ日暮れまでに
もっともっと伝われ 言えずの気持ちよ
いっそいっそ砕かれ 無くなればいいと
ひとりで季節のページをめくるにはまだ
いい人なんて他にもいるけど
港にあがる花火と横顔
いい気なものね でもね
もっともっと伝われ 言えずの気持ちよ
いっそいっそ砕いて 素直じゃないこと
ひとりで季節のページをめくるのは嫌だ
もっともっと教えて あなたの気持ちを
ずっとずっと怯えて 足踏みしたけど
浴衣も水着も今年は着れなかったし
ふたりで季節のページをめくっていたい
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