見上げる空に蕾を待つ
幼日も今宵も君のそば
引っ張る袖口 笛の音と
ふたりのひみつ 重ねていく
見慣れた浴衣 君の色
明日も隣に居られたらな
甘く溶けていく君模様
許されるのならこれからも
まだ まだ 内緒にして
見つからないよう しゃがみ込む
「隠してあげようか?」
...頷いたのになぁ。
掬い掬われ水の中
もういいよ いいよ 染み付いた紅
こんな足じゃ何処にも行けないでしょう
廻る廻る雲の上
消えないよう いっそ 咲かないままで
ずっと子どものままでいたいだけ
「大人になったら会えないよ」
花に隠れ君は言ったっけ
暗がりひとつにしゃがんでは
真っ赤な果実を口元に
左手振らず歩くこと
乱れた髪も気づかないこと
苦手な御色の浴衣着て
袖を返せど君は居ない
もう もう 終わりにしよう
見つからないから袖時雨
幽世が拒むは 錆びた傷跡
掬って零したいちご味
千切れた糸 煙に消えた夢
影ひとつじゃ小指すら重ならない
散ってしまえば はい 御仕舞い
いらないよ 独りで立たなくちゃ
ただ心の奥が痛いだけ
瞬きしたら見えなくなるなら
大きい音が消してしまうなら
大人になれば会えなくなるなら
止まない雨をくださいな
夢を求めるまま
ラムネの泡は痛いまま
待宵にさようなら 夏風が止む
乞い願うはもう一度
手を叩いて もういいかい
もういいよ いいよ 拭われた雫
頬に触れる温もりと揃い花
混ざりあって月の下
譲れない 此処が咲き場所
ずっと君の隣に居たいだけ
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