「起きろ、仕事だ。」
メイコの声で二人は起きる。
そして、カイトからメモをもらってどこかに送られる。
鎌を振り下ろす。
送られる。
振り下ろす。
繰り返す内にいつもの場所に戻る。
部屋に戻る。
二人で話す。
硬いベッドに寝る。
起こされる。・・・・・
こんな一日の繰り返し・・・・
・・・・・何日過ぎただろうか・・・・
ここに来てから何日も過ぎているはずだが、空腹感は全く覚えない。
この日、二人にとって絶望的な日になることはレンとミクにはわからなかった。
いつものようにメイコに起こされ、玉座の前に立つ。
・・・と、カイトがついにこの言葉を言う。
「仕事はもうあんまり無いから、今日の分終わったら帰っていいよ。」
突然の事で二人は唖然としたが、やっと理解し顔を見合わせて笑顔になった。
そしてメモを渡され、送られる。
またいつもの繰り返し・・・
日も暮れた頃、二人はあるところに飛ばされる。
レ「・・・・・!?」
レンは驚き,慌てる。
ミ「どうしたの?レン?」
レ「ミク・・・どうしよう・・・」
ミ「どうしようって?」
いままでレンの横顔ばかり見ていたミクが前を見るとレンの言った意味がよく分かった。」
レ「こ、ここ・・・僕の家だ・・・・」
ミクはさっとメモに目を通す。
・・・あった。・・・あってはならない名前がメモの一番最後に・・・
ミ「ね、ねえレン?ここに・・・リンの名前g・・・」
バタンッ!!
開け放たれたドアの音でミクの言葉が遮られる。
目の前の家の玄関に立っていたのは、頭に大きなリボンを付けた活発そうな少女だった。
リ「まったく!レンのやついつまでもどこほっつき歩いてんだか・・・」
そういって少女はずかずかと歩き出す。
そうしているとレンはいつもの感覚に襲われる。
ミクはレンの変化に気づく
ミ「リン!!逃げて!!」
すると、リンはミクの存在に気づく。
リ「あっれ~?ミク姉いままでどこいたの?探したんだよ?てか、なにそのかっこ・・・怖いよ?」
そう言いながら、近づいてくる・・・。
ミ「だから、早く逃げて!!」
リ「へ?なにいってんの、ミク姉?」
ミクがレンを振り返ると、必死で言葉を絞り出していた。
レ「リ、リン早く・・・」
リ「あれ?レンも居たの?ていうか、何二人してコスプ・・・」
レ「リン!!!!」
その怒号にリンもただならぬ雰囲気を感じ、駆けだした。
その瞬間、レンの眼から光が消え、走り出した。
ミクはただ呆然と立っていた。
つづく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

シニガミ 4

4までで終わるとおもったんですが・・・
延長です。

閲覧数:182

投稿日:2009/07/31 17:39:22

文字数:1,033文字

カテゴリ:その他

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  • ヘルケロ

    ヘルケロ

    ご意見・ご感想

    いや、ちょ、あの、その、怖いです…………><

    リンさんが助かりますように

    2009/08/01 07:52:09

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