始まりの季節に赤い信号を見上げた 
呼びかける未知の煌めき委ねる夢に影を乗せ 

すべて浅はかに思っていた
始まりとは違い時が過ぎるほど
意識深く飲まれていく

焦がれゆく心の中で 
埋まらない時が歯痒くて
辿り着きたい場所が遠すぎて 
強がって自分を支えていた

次第に浮上する壁が
激しさを増して阻んで
致命的な挫折味わっても
変わらない眼差しで見つめている



限られた時の中近づく夏の呻きに
それぞれの想いは時を迎え実りゆく

眠れない不安に飲まれていく
もし乗り越えられたら
理想の境地 仮に悪と見られても揺らがない 

駆け抜けてく道の途中で
届かない空に魅せられて
嘆きの果てに地を這おうとも
決して歩むことを止めない

越えてゆく限界の中
望むのは未来じゃなく現在で
やっとできた決意は残酷に
すべて失うこと厭わない



涙流れるまま今は
向かう終わりを見つめて
静まる鼓動 汗を強く握りしめたまま

引けない時を噛み締めて
この瞬間にすべてを賭け
夢追いの飢えに築く絆
繋げた願いは叶うから

陽炎よ浮世を離して
このまま記憶も淡くして
儚い夢に踊るあの夏を
閉じ込めたままで眠らせて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

陽炎

オリジナル作品です。

閲覧数:132

投稿日:2020/12/19 17:40:03

文字数:503文字

カテゴリ:歌詞

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