鈍色の街 小さく震える手
二番煎じの僕が映し出したもの
「あの空をまた 飛びだしてみたいの」
微笑んだその顔は泣いているようで

若干の残響が僕を蝕む
離したくなくて

絶望によく似た空は
すぐ其処に すぐ此処に
猫被りはもう飽きたよ
この鎖 どう使おうか


あの日と同じ 俄か雨が降った
洗い流せないんだ この黒い手先
これは間違いさ そう信じ込めたら
悲しみは溶けだしてくれるのでしょうか

君が映した場面 その中には
僕がいなかった

絶望によく似たそれは
正直で 正解で
羽ばたき始めた天使は
鎖など 気にしていない


絶望によく似た空は
僕なんて見ちゃいない
底に残った物はただ
空白の心と羽さ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

片翼の傷痕

鳥はその目に何を映す、何を残す

閲覧数:138

投稿日:2012/03/08 19:23:44

文字数:304文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました