飲み込んだ嘘は何処へ逝くのか
知ることができず瞼を閉じる
間違いが明日を奪うのでなく
後悔の先に何もないだけ
感情を消して麻痺したことで
行き止まりという安らぎを得る
踏み込むは誰も居ない精神の
薄暗い君が蹲る場所

吐き出した嘘は形を変えて
確かめる度に痛みが走る
正解は昨日と証明できず
漠然と曇る不安だけ増す
清潔な蒸気深呼吸して
透き通る澱の払拭強請る
足踏みが耳障りな本能の
目が眩む君に畏る場所

喀血する君と吐血する僕と
とめどなく肺に流れ込む液に
耐える程強く自覚する溺れ
喀血する君と吐血する僕と
満たされる海に色付いて染まる
苦しみの後の体感は一緒?

喀血する君と吐血する僕と
眺めるは瞳にないものばかり
現実か否か懐疑する猶予
喀血する君と吐血する僕と
狂うのはあまりにも静かなまま
堰を切る後に委ねたゆらめき

そして浅はかな大地は全て飲み込まれるいつか
やがて包まれる温度は計り知れるものではない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

喀血する君と、吐血する僕と。

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投稿日:2023/06/02 22:42:57

文字数:412文字

カテゴリ:歌詞

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