独奏始める一つの楽器
忘れられたカンタレラ

A.
物事の本質 不明瞭なままに
迷っていた どちらに進むか
人 と 獣 の境界で
一度紫の蝶が舞った
私は定めを受け入れる

B.
ah 加速していくこの電脳都市
革命は止まらない
鳴り出すビル
巨大な重低音は
人々の耳を焼きもう誰も聞こえなくなった
独奏続けるアーチリュート

S.
音速超えて
真実見抜け
疑い続けて
「世界」を「真実」を
手にした空のデータファイル
インストールできない新たなウィルス
私は人でないのに
何故こんなにも闘い続けるの?

「緊急戦闘準備」

A.
増殖始める 誰かの記憶に
潰れそうな 私の脳内
理性 と 狂気の境で
何度見たか幻の刃
私は戦場に巣立つ

B.
ah 浸入していくメインコンピューター
破壊は終わらない?
叫ぶ民衆
鎮圧する政府軍
放たれる砲撃音は電波を乱し音波を生む
奏でられる革命エレジー

S.
光速電子
音波を放ち
データは消える
「世界」を「真実」を
落ちていく偽物(フェイク)のデータ
新たなインストールは中止された
私はアンドロイドだから
このデータだけは守らなければ

「緊急セキュリティ解除」

S.
音速超えて
真実見抜け
疑い続けて
「規定」を「民衆」を
手にした最重要機密
インストール済みの敵の精密データ
私は悪でないのに
何故こんなにも追われ続けるの?

「緊急逃亡命令」

C.
追いかけて追いついて
データファイルは海に捨てる
街が燃える瞬間
爆風は周囲を飲み込んで
戦闘人形は風に攫われた

「プログラム初期化成功 第二電脳都市の建設を始めます」

アーチリュートは止まらない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

アーチリュート

電脳都市を支配するメインコンピューターと反乱を起こす人間の話
ルカさんはメインコンピューターのデータを海に流して次代のメインコンピューターに渡す役目を背負った戦闘アンドロイド
革命を起こした市民の手からデータを守りきったと同時に電脳都市は自爆を起こすプログラムを作動させて、戦闘人形共々都市は消えた。

という筋書きです。
アーチリュートは昔の楽器で低音のソロ楽器だそうです。(うろ覚え)

近未来電脳都市革命伝(的な)物の3作目に当たります。時系列で。
1作目が君主、2作目が政府軍トップ、3作目が「アーチリュート」の政府側の戦闘アンドロイドルカ目線で、4作目が「アルモニカ」の革命軍トップのレン目線です。
アルメリアはどちらかというと番外編です。革命当日のことに触れられてないので。
小説とか書きたいな。

閲覧数:179

投稿日:2009/05/25 15:45:22

文字数:706文字

カテゴリ:歌詞

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