リンがこっちに駆けて来た。

「レ~ン」
「何だよ」
「はい、チョコ。レンにあげる!」
「・・・何で?」
「何でって・・・今日はバレンタインだよ?」

――――・・・あぁ、そういえばそうだったな。

「でも、なんで?カイト兄じゃねーのかよ?」
「えー、あんな兄さんに渡すよりはレンにあげた方がいいもん!」

――――・・・まぁ、確かに。言われてみればそうかもな。

「はい、どうぞ!」
「サンキュ」

――――・・・なぜハート型?

俺はリンに渡されたハート型の箱を開けた。
甘いにおいがして、、、出てきたのはホワイトチョコでデコられたチョコだった。
おまけにそのホワイトチョコでど真ん中に『I Love you』と書かれていた。

「リ、リン!」
「なに~?」
「なにって・・・これ、すごいデコレーションだな・・・」
「だって、レンのために頑張ったんだよ!レンが喜んでくれるかなって・・・」
「ふぅ~ん」
「ダメ・・・だよね・・・。レン、困っているみたいだし・・・↓↓」

リンが泣き出してしまった。

――――あっ、やべっ、リンを泣かしまったっ!
    どうしよっこういうの苦手なんだよな・・・。

「えとっそのっ、リン、チョコありがとっ」
「ひっくひっく、えっ・・・?」
「チョコ、ありがとな」
「・・・・・・、こちらこそ、もらってくれて・・・ありがとっ」

リンは俺に天使のような笑顔を向けた。
俺はリンからもらったチョコを食べた。
味も確かにおいしかったけど、それよりリンの気持ちが伝わってきたような気がした。

――――べ、別にそういうことじゃないのに・・・、
    どうしてこんなにも胸が痛むんだよ・・・。

しばらく俺は無言のままだった。

「どう?」
「・・・・・・」
「ダメ・・・かぁ・・・↓↓」
「ぉぃ・・・ぃ・・・」
「え?」
「おいしい・・・」
「え?」
「ものすごいおいしいよ!!!」
「・・・・・・」

リンがまた泣き出した。

――――ええっ、もしかして、俺、何か悪いこと言っちゃったかな?

「ぁ・・・りが・・・と・・・」
「は?」
「ものすごく・・・ぅれし・・・ぃ・・・」
「それは俺も・・・・・・だよ・・・」

――――もしかして、俺、リンのこと・・・

「レン・・・愛してる・・・よ・・・」
「・・・・・・俺も、愛してるよ」

――――こんなにも胸が痛むってことは、俺、相当好きなんだな・・・リンのこと・・・。

リンは照れているのか、顔を隠している。
俺はリンを抱きしめた。
気持ちが押さえられなくて抱きしめている腕に力を入れた。
俺達はしばらくこのままだった。



次の日。。。



いつの間にか俺に変なスイッチが入っていた。

「あ、レン、おはよ~」

・・・がばっ

「!?」
「リンおいしそ~」
「へっ?」
「・・・いただきま~す」
「ええええええええええ!!!???」

俺はリンと・・・・・・をしていた。
スイッチが切れた俺はすべてをを把握し、、、
一日中声がでなかった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

バレンタインチョコは・・・

http://piapro.jp/content/tqbuazq8gr6z8len
↑これ、自分で描いておいて小説書きたくなったので・・・・

兄さんにあげたくないのは兄さんがヘン○イだからですw
リンは兄さんが嫌いみたいですww
一日過ぎてこれはねーよww
オチあるんだかないんだか・・・

【追記】
タグ「何したの!?」
ありがとうございます。
さぁ~何でしょうね~vv妄想お任せですvw

閲覧数:2,504

投稿日:2009/02/16 20:34:31

文字数:1,267文字

カテゴリ:小説

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