【S】
忘れようとすればするほど
君の記憶は鮮明で
忘れようとすることだけが
君を思い出すきっかけになる

【A】
あれからもうどれくらいが経ったかな
僕の中ではまだ昨日のことのよう

【B】
簡単に思い出せるのに
君の中に僕はまだ居るかな

【S】
好きだよって言おうとした
喉の奥でつっかえる
いつもは言えるその言葉が
君を目の前にして怖くなった

【A】
季節はめぐりまた冬が来る
手のひらが冷たくて温もりを求めた

【C】
君に触れたくて伸ばした腕は
何も掴めずさまよったまま
触れることの無い温度に触れた

【S】
暖かいねって抱き締めた
君の温度は不確かで
幸せだねって握り締めた
君の手はすごく震えていたね

【LS】
忘れようとすればするほど
君の記憶は鮮明で
忘れようとすることだけが
君を思い出すきっかけになる
また今日も君を思い出すよ