消え行く 大地の上
捨て去られる人々の
奏でと調べの音
消えて久しい この船で

行く当てもなく
さまよい続け 瞑々と
筐底に眠る
まだ見ぬ希望に夢を乗せ

曇りの雨に
在りし日の芽が
叫びも せずに
別れを告ぐ

消え行く 光の中
捨て去られる人々の
心と想いまでも
忘れてしまった この船で

境界に住まう
あの日のままのペンダント
天井に見える
いつかの思いに色取られ

朝日もささぬ
狭い通路で
知られも せずに
眠りにつく

終わらぬ 船の旅で
捨て去られた人々の
心と想いだけは
奏でに乗せて届けよう

らんらんら
らららら
らんらららんらら
らんららら

(帰れぬと 知れども
迷子の迷子の新人類
まだ見ぬ地平を探した先では
役にも立たぬ 塵芥)

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ふねのうた

ふねのうたです。
拙作カンヅメ(https://piapro.jp/t/36Uc)の続きになってます。

閲覧数:101

投稿日:2020/12/26 13:54:29

文字数:330文字

カテゴリ:歌詞

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