歩きに歩いて集めた 初めてがここにいる証

足跡もきれいに隠し 吐いた息すら悟られぬように

匂い、するかな 私の頭には

霞むような 手と足とハラワタが

気がつけば 私は立って

生まれてしまった朝日を睨む

あいつが顔を照らし出す

見られてしまった瞳が火照る

ご覧遊ばせ 見事な張りぼてが

あのひとだあれ? 醜い道化さ

あの日が終わりなら 紙も石も全て

火にくべなければ 残さず

真っ白な表情と 下賎な黒が

抱き合い空へ昇る 安らかに

憎たらしげに 赤が散り

儚げもなく灰燼が舞う

残り香も きれいに隠し

煙がかった意識を通して影を見る

誰の目にも 残らぬ人だけが

たどり着ける 国がどこかにある

記憶 葬り 記録を灰にして

残る 君は 私の頭の中

消したいのに 確かにそこにいる

霧に包まれて 泣いている

大丈夫 誰にも見られてないよ

駆け落ちしてるみたい さよなら

夕日に背を向け 目線を下げて

水平線へと歩き出す 明日には

紙か石か何かになっているさ

この世の名も無き 一員に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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Foggy sense

よかったら曲聴いてくださいね

閲覧数:216

投稿日:2013/04/02 23:22:03

文字数:467文字

カテゴリ:歌詞

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