遠い街へと向かう列車の走る音
かなしみと喧噪の終着まで揺られたい
立ち止まる夕暮れの雑踏する街
さよならに少しせつなくなるけど
涙のあとの空はどこまでも澄み渡る
鞄の中いっぱい詰め込んだ夢たち
心配事なんて無い
きみの声が確かにいま聞こえてきたから
僕は笑って手を振った
多分もう直き僕の物語は終わる
くるしみと寂寥の間を歩いていく
大丈夫、心配無いなんて言うのに
車窓から見えたきみは泣いていた
出来ない事ばかりでいつだって難しい
泣き腫らした両目を隠した前髪
存在と足跡に間違いがあったなら
今では気付けるはず
新しい正しさに
夜の風を受けた
響くサイレンの音
もう少しだけこのままで居たい
分からない
忘れたいよ
勇気ごと風音が掻き消した言葉
街路樹が滲んで見えなくなった
暗やみの未来でも一人ぼっちの朝も怖くない
強がったふりで頬濡らす
遠い街へと向かう列車は進み続け
透明な記憶は空の底へ落ちていく
深くへ
消えていく
どこかへ
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