少し 遅れて僕の前に現れた君は
ほほを赤く染めて 息をきらしてた でも
ごめんと苦笑いしながら謝っている君に
僕の心は完全に奪われていたんだ

カラコロと心地良く鳴らす音
清楚な浴衣姿と適度に上げられた髪
風になびくたび、心臓がウルサくて

そんな僕に気付かずに
すっかりはしゃいでる君は
とても楽しそうで 今日会えて良かったと思える
向日葵の笑顔が咲き誇るよ

やがて街は暗くなり
提灯の光が一層 夜を感じさせる

ふいに君が足を止めた
人気のない神社に二人きり
風がまた僕の心を揺らしてる

そんな僕に気付いたの?
イキナリの真剣な 瞳で君は
二言、僕に伝えたんだ

それは僕が一番言いたかったコトバ―…。

勇気が足りなかったんだ
向日葵の笑顔をもつ君には
いつも負けっぱなし
でも、ありがとう
ふるえる肩を抱きしめた

こんな僕でもいいかな?
今度は泣きじゃくる君
一つだけ違うのは
大事な 大事な 涙であること

―僕の心を揺らしてた風が僕らを包んだ瞬間―

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夏の夜で

「溢れる想い」とセットです。

閲覧数:57

投稿日:2009/02/25 01:24:26

文字数:462文字

カテゴリ:歌詞

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