Stella

1

届く距離を　伸ばしたいから
爪先立ちで　夜を探る
耳に残る　繰り返している
夢に似てた　懐かしい唄
先はいつも　曇りばかりで
転ぶ足を　止めないように
いつのまにか　彩られてく
泣きたいくらい　綺麗な色

瞼　ぎゅっと熱くなって
こみ上げるメロディー
風に託す三度の願い
君に届くなら

流れる星　きらり、光る
動かない　僕を照らして
遥か遠く　いつかの空を
懐かしく染めてく
独りきり　言葉遊びを
飛び越えて　勇気にしたい
追いかける　小さなステラ
少しだけ　待ってて

2

「いつも笑顔」難しいから
こんな夜は　奇跡を頼る
消える背中　繰り返している
秘密の弱音　声を潜めて
昨日の空は　曇りのち雨
涙の跡　そっと拭って
いつのまにか　彩られている
願った数　輝く空

少し冷えた掌から
打ち鳴らすメロディー
何度目かのお伽噺が
もしも叶うなら

繋いだ星　人差し指
僕なりの　名前をつけた
遥か遠く　誰かのことを
照らせる星になれ
独りきり　落とした色を
掻き集め　「僕」を描くの
頭上には　空からステラ
僕だけの輝き

流れる星　きらり、光る
目を閉じた　僕を照らして
遥か遠く　いつかの空を
懐かしく染めてく
独りきり　言葉遊びを
飛び越えて　勇気にしたら
追いかける　小さなステラ
もうすぐ傍にいる

僕だって　いつかのステラ
ほら、輝いている