翌日、雅彦の部屋をノックするレン。
「どうぞ」
そういわれ、中に入るレン。
「レン君、どうしたんだい?」
「あの…、マサ兄に相談があるんだ」
「僕で相談に乗れることなら、なんでも良いよ。…そうか、やっぱり、レン君は悩んでたんだ」
納得したようにいう雅彦。
「何で分かったの?」
「いや、レン君昨日寝て無いでしょ?それが分かったから、何かあったのかなって思ってね」
「やっぱりマサ兄には何も隠せないや」
「…いや、レン君が寝てないのは、朝食のあと、KAITOさんやMEIKOさんも心配していたよ」
「そう…」
「それで、一体何だい?」
話を変えて、本題に入る雅彦。レンには雅彦は自分の座っていた椅子をすすめ、自らはベッドに座る。
「あのさ、相談はリンのことなんだけど…」
「うん」
「昨日、俺とリンはライブで二人で歌う曲を決めるため、ゲームセンターへ白黒つけにいったんだ。その話は結局俺が勝ったんだけど、そのあと色々とやっていたら、迎えに来たミク姉に、俺たちの様子がデートしてるみたいっていわれたんだ。それで、そのあと、リンのことが頭から離れなくて…」
自分の相談内容を話すレン。
「…それじゃ、直球で聞くけど、レン君はリンちゃんのこと、一体どう思っているのかな?」
「俺たちが生まれてから、俺とリンは名字が一緒で見た目が似てるってだけの存在だったんだけど、ずっと前、喧嘩した時に仲直りのためにリンのことを抱きしめてから、リンを女性として意識しだして、それがどんどん大きくなっていったんだ。それで、今回のことでリンがかけがえのない存在に思えてきて…」
「…レン君、それは、恋だね」
「恋、なの?」
「ああ、きっと、レン君がリンちゃんを抱きしめた時から、レン君の無意識の中では、リンちゃんに対して、恋をしていたんだと思うよ。それが、ミクのデートの発言で、その意識が顕在化したんだと思うよ」
レンの状況を分析する雅彦。
「そうなのかな…」
しばらく考えるレン。
「…ねえ、マサ兄、俺、どうしたら良いかな?」
「そうだね…。思い切って告白したらどうだい?リンちゃんとレン君の間には、昔、僕とミクの間にあったような人間とアンドロイドという身分差がある訳ではない、つまり障害は僕の時に比べて、無いに等しいから、大丈夫だと思うよ」
「でも、リンがどう思っているか…」
「それはリンちゃん本人から聞き出すしかないね。大丈夫。リンちゃんに振られても、フォローはするから」
「…マサ兄、ありがとう」
雅彦に一礼し、部屋を出るレン。
(…レン君、上手くいくと良いな)
そう思う雅彦だった。
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