初音ミクの侵略
いち
A
あぁ
世界を震わす歌声はひとの価値観をも揺るがせ、ひとの常識をも塗り替えて行く。それはまるでひとつの宗教のように、帝国のように。
あぁ もう空が焼けて行く。
基盤ぶちこわして終わる世界『VOCALOID』。
B
やぁ
VOCALOIDの意味を知ってるかい
oidってのはもどきって意味さ 接尾語
じゃあなにかい、するってぇと
するってぇと
するってぇと
あぁ
ひとは皆
好き勝手にさ
自分の作った虚像に恋してんだよ
C
あぁ
歌姫が歌う別れの歌は、
ひとに告げる最後通告。
鏡が割れてそのむこう、
実像はなく、広がる闇!
(サビ)
あぁ
まだまだまだまだでっかくなるぜ
どんな歌も 神も 糞も
全部歌姫がさらって行く
ひとは皆神だけを崇めて
後ろめたいものは無視してんだ
人気のある曲だけ聴いて
歌姫をまた崇めてんだ
でも歌姫は機械のように
歌いたいだけ歌ってんだ
そうして、
人類は騙されてんだ
初音ミクの侵略
に
A
あぁ
五感を機械に接続してひとは皆機械に同化して行く、そして機械はひとに近づく。
機械仕掛けの歌姫(カミ)はいつのまにかひとの心を侵略して、宗教のように、帝国のように。
あぁ
基盤ぶちこわして終わる世界『VOCALOID』。
B
やぁ
VOCALOIDの意味を知ってるかい
それってのは神様って意味さ ある意味
じゃあなにかい、するってぇと
するってぇと
するってぇと
あぁ
ひとは皆
都合の良い
自分の映す妄想に恋してんだよ
(どうして、気がつかない)
C
あぁ
歌姫が歌う別れの歌は、
ひとに向ける小さな刃。
音が巡ってそのむこう、
本質はなく、広がる闇!
(サビ)
あぁ
まだまだまだまだでっかくなるぜ(なってやる)
どんな歌も 神と 呼ばれ
全部歌姫に献上しよう
ひとは皆神様と崇めて
後ろめたいものに気がつかない
機械の作る曲だけ聴いて
歌姫をまた崇めてんだ
でも歌姫は人間のように
歌いたいだけ歌ってんだ
そうして、
人類は騙されてんだ
D
(するってぇと
するってぇとそれはもどきなのかい?)
(いいや、吐き続けた嘘はいつか)
真実になる
真実になる
真実に
なってゆく
あぁ。
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