0―新たな世界に出て、数週間後には、話題沸騰していた・・・。
1―その勢いは、止まることを知らず、私の周りから環が広がっていく・・・。
2―いろんな方面で取り上げられ、一つのジャンルとして根付いていた・・・。
私ガ・・・、初メテ・・・世界ヲ見タトキ・・・・・・。
私ガ・・・、初メテ・・・音ヲ奏デタトキ・・・・・・。
――全テガ動キ始メタ――
「ミク姉~、そろそろ、ライブ始まるよ!!」
リンちゃんに、呼ばれて、ようやく、目が覚めた。
今日は、8月31日・・・、私『初音ミク』がこの世界に来て3周年・・・・。
今日は、記念のライブがあった。
私達が主役の音楽ゲームを作ってくれた会社さんが、主催してくれている。
「ミク~? どうかした??」
「あっ、いや・・・、大丈夫・・・。」
「そう・・・、ならいいけど。」
・・・と、メイコ姉さんが、私の肩を持って――
「緊張した?」
「そっ、そんなことないよ・・・。」
どうしよ・・・、少し声が裏返っちゃった・・・。
「ミクお姉ちゃんなら、大丈夫だよ。」
「えぇ、私たちより一歩進んだVOCALOIDですからね。」
ユキちゃんと、ルカ姉も励ましてくれた・・・。
―って・・・、え・・・。
「ルカ、それってイヤミ・・・?」
案の定、メイコ姉さんが黒い目線を向けてる・・・。
メイコ姉さんの黒い目線に勝てる人は・・・、いない・・・。
「い・・・、いえ・・・、そういうわけではなくて・・・・・・。」
ルカ姉も、しどろもどろになってる。
「メイコ姉~、冗談だってば・・・。」
「・・・、あんた・・・、何で笑ってるのよ・・・。」
だって・・・、おもしろいんだもん。
「冗談に、本気で返さなくていいジャン・・・。」
「まぁ、確かにそうだな・・・。」
レンくんも、私につられてか、笑ってる。
そして――、
「まぁ、今日は、ミクに免じて許してやるわ。」
「ありがとうございます。」
メイコ姉さんも、やっと笑顔を取り戻した。ルカ姉も。
「開演一分前だそうですよ。」
キヨテル先生が、駆け込んできた。
「は~い、初音ミク、いっきま~す!!!」
「いや・・・、某ロボットじゃないんだから・・・。」
みんなが、突っ込んできた・・・。
――そして、私たちは、次のステージへと上がっていく・・・。
3―この環は、もっと大きく、広がっていくと思う・・・。
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