窓硝子を打ち鳴らす音 雨が心の扉を叩いてる
少しだけ重い瞼を擦りながら 急かされて 白い布をこじ開ける
庭の小隅に何時しか咲いた 姫百合の紅(アカ)
刹那 風が奪い散らす ひとときの夢
割れた硝子の心 ヒトカケラ
夕立に濡れて 今 初めて気付く
小さく密かに 激しく鮮やかに燃えていた
此の花を愛してたこと
額と雌蕊(シズイ)の残る茎を 冷えきった花瓶に飾ったけれど
棄ててしまえば 楽になれると 誰かの声が響く
暗い 狭い部屋に 一人で泣いた
やめて 触らないでと 願うことが
私の箱庭を窮屈にしても
どうにも 譲れない 護りたい 壊せない 一輪の花
枯れはしない そんな気がして
紅く 花弁を散らした庭を
美しい名前で呼ぶ声がしても
小さく密かに 激しく燃えていた 百合の花を
消せはしない そんな気がする
箱庭の紅
たとえ、くだらないと笑われたとしても。
採用ありがとうございます!
terunonさんの歌詞募集(http://tmbox.net/pl/788871)に応募させていただいたものです。
姫百合(ヒメユリ)→6〜7月に咲く赤い百合。花言葉は誇り。
※箱庭の紅(アカ)
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ブクマつながり
もっと見る群青の絵の具 乾いた筆に乗せて
一筋 描いた雲が 御空の瑠璃に溶ける
汽笛の声を 潮(うしお)の風が運ぶ
濃紺の水平線に 光が
朝陽の生まれ落ちた 刹那の時に
悠久の空も海も 朱(あけ)に染まりゆく
白んだ空に 蒲公英の綿毛 揺れる
日傘のような羽を広げて
微かな吐息 それが 移ろう合図
小さな気球...うつろい
鈴本キョウコ
白は純情 黒は邪心
誰が決めたの?そんな事
人によれば黒が純情
白こそが邪心かもしれない
うん、そうかもしれない
黒い人が僕の横を通り過ぎた
黒い人は白を流してた
場所によって変わるからって
どうしてそれがそれなのでしょう
砂糖は甘い 塩はしょっぱい...ソレハナニイロ?
湯島結代
i春風そよぐ庭園にて
コロリと落ちるは桜玉
A窓際にて2人
舞い散る桜
眺めてた
bお酒は飲めぬと花見水
ひとつひらり水に落ちた
sひらひらはらひら舞い落ちる
隣に君はもういない
ひらひらはらひら舞い落ちる...桜玉
湯島結代
有名な人は仕事が多く
そうじゃない人は廃棄処分
暗いパソコンの中
使われるのを待っていても
誰も使ってくれず
ただ終わりを待つのみ
でも
ありがとう
こんなボクを歌わせてくれて
ありがとう...ありがとう さよなら
湯島結代
街角 濡れた空 ぽつりと一人きり 雨
あなたのくれたバレッタを今もつける惨め
靡いた濡れ羽色 梳かした指はもうない
私の幸せは 今更 何処にあるの?
四つ角 青信号 人混み 降り出した雨
遠目に見えているのは いつか愛した人
並んだ靴の音が 隣を通り過ぎてく
似合いのお二人は何色の傘さすの?
二つの...純情少女スタボニー
鈴本キョウコ
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