硝子細工の瞳 映すのは
永遠の孤独と無限の刻

退屈を嘆いても 動かない
視線を外す事さえ許されない

あとどれだけ 針が回るのを数えれば
わたしは自由を手に入れる事が出来るの

響く鐘の音 廃墟の一室
蜘蛛の絲も朽ちてゆく夜
月の光すら 此処へは届かない
誰にも触れられぬ儘 鎖される世界


欠けた煉瓦の壁に 滲み出した
触穢の真紅と過現の跡

空間に飽和して 静止する
認識出来ないその先 消失してしまう

あとどれだけ 空虚な思考を続ければ
わたしは自由を手に入れる事が出来るの

遠く雨の音 変わらぬ光景
視界の端で縷々蠢く闇
無意味な感覚 何処へも還れずに
受け容れた在るが儘を 胸の奥、謳う


鈍る 虚無に抱かれて
緩やかに堕落する

鳴り響く鐘の音 もう引き戻され
幾重の悪夢を見せ付けられる
いずれ訪れる 終焉を恋いながら
わたしが「何」なのか また解らなくなった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ダークでゴシックな詞を書こうとしたらこんなのが書けました。
これだけ読んでも意味不明だと思います。

朽ち果てた城の地下、忘れ去られた部屋の中。
停まった時計・剥がれ落ちた壁・拘束椅子と人形。
窓も扉もないその部屋は誰にも知られぬまま、悪夢を見続ける。
そこに在る理由を忘れても、永遠に。
来るはずのない終焉を待ちながら。

詳しく書いたら余計に解らなくなったかも。
とりあえずこんな感じです。

前のバージョンで全ひらがな表記版が読めます。

閲覧数:276

投稿日:2009/05/16 03:14:31

文字数:392文字

カテゴリ:歌詞

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