一人 綴る 巡る 誓う
千年生きた木々は 僕らを何と思うのか
生きるために身を切り裂かれる
人とは違う生を
晴れれば芽を宿し
雲れば傘にもなる
雨は始まりを産み出す
誓の涙
沈む夕陽日 紅を駆けた
生前のユートピア
高らかに舞う風を吹かすは神の息吹
瞳に光を宿した先に見えるのは何か
下弦の月よ 歌よ謳え
命のレクイエム
人よ変える事が許されるのならばどうか
夢を見させて囲炉裏に満ちる命の様に
燃え尽きるは黒き魂胆のカルテット
好きになれば嫌いにもなる
気紛れな紅葉の様に
色付くは何色か …
形が変わらずに生きるため世界の陽を
語り尽くす影を祀る心の鬼のように
さざめけとどろけ熱望の果て
触らぬ太陽の朽ち果てる長月夜には
沈む夕陽日 紅を駆けた
生前のユートピア
高らかに舞う風を吹かすは神の息吹
瞳に光を宿した先に見えるのは何か
命を燃ゆる贄となりて
風を作り雨を降らせ雲を呼び寄せる者
下弦の月よ 歌よ謳え
絶望を残して
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