A1
胚の中で壊れた運命なら
染み付く夜が拭えないのは
届かないまま 届かないまま
縋る声が消えてくから

B1
剥がれてく 剥がれてく
喪った同胞は
ただ無意識の全てから

A2
闇の奥で微笑む瞳から
零れた涙掬えないまま
戻れないのは  戻れないのは
沈む夢が喚んでるから

B2
流れてく 流れてく
過ぎ去ったあの日々は
翳む景色の泡沫

聴こえてる? 聴こえてる?
燃え尽きた亡骸が
語る新たな歴史は…

S1
繋いだ手と手の温もりは
まだ憶えている筈なら
凍えた右手の冷たさを
癒やしておくれ 癒やしておくれ

紡いだ奇跡の欠片は
まだ留めている筈だから
数多の鼓動は狂おしく
ただ震えている ただ震えているから


C
忘れられた辞
眠る永久の花束
蒐められないまま
巡る 巡る 彼方の世界から

S'
傷付けられてきた痛みは
まだ憶えている筈なら
流してきた血と死の意味を
ただ信じてる ただ信じてた

S2
また失ってく悲しみは
まだ憶えている筈なら
生まれてきた命の意味を
教えておくれ 答えておくれ

繋いだ手と手の儚さ
まだ憶えている筈だから
《私》を殺した憎しみも
ただ愛している ただ愛しているから

…愛してる ただ愛しているから




<読み仮名・譜割>



A1
胚の中で壊れた運命なら
(はいのなかでこわれたさだめなら)
染み付く夜が拭えないのは
(しみつくよるがぬぐえないのわ)
届かないまま 届かないまま
(とどかないまま とどかないまま)
縋る声が消えてくから
(すがるこえがきえてくから)

B1
剥がれてく 剥がれてく
(はがれてく はがれてく)
喪った同胞は
(うしなあたはらからわ)
ただ無意識の全てから
(ただむいしきのすべてから)

A2
闇の奥で微笑む瞳から
(やみのおくでほほえむひとみから)
零れた涙掬えないまま
(こぼれたなみだすくえないまま)
戻れないのは 戻れないのは
(もどれないのわ もどれないのわ)
沈む夢が喚んでるから
(しずむゆめがよんでるから)

B2
流れてく 流れてく
(ながれてく ながれてく)
過ぎ去ったあの日々は
(すぎさあたあのひびわ)
翳む景色の泡沫
(かすむけしきのうたかた)

聴こえてる? 聴こえてる?
(きこえてる きこえてる)
燃え尽きた亡骸が
(もえつきたなきがらが)
語る新たな歴史は…
(かたるあらたなれきしわ)

S1
繋いだ手と手の温もりは
(つないだてとてのぬくもりわ)
まだ憶えている筈なら
(まだおぼえているはずなら)
凍えた右手の冷たさを
(こごえたみぎてのつめたさお)
癒やしておくれ 癒やしておくれ
(いやしておくれ いやしておくれ)

紡いだ奇跡の欠片は
(つむいだきせきのかけらわ)
まだ留めている筈だから
(まだとどめているはずだから)
数多の鼓動は狂おしく
(あまたのこどおわくるおしく)
ただ震えている ただ震えているから
(ただふるえている ただふるえているから)


C
忘れられた辞
(わすれられたことば)
眠る永久の花束
(ねむるとわのはなたば)
蒐められないまま
(あつめられないまま)
巡る 巡る 彼方の世界から
(めぐる めぐる かなたのせかいから)

S'
傷付けられてきた痛みは
(きずつけられてきたいたみわ)
まだ憶えている筈なら
(まだおぼえているはずなら)
流してきた血と死の意味を
(ながしてきたちとしのいみお)
ただ信じてる ただ信じてた
(ただしんじてる ただしんじてた)

S2
また失ってく悲しみは
(またうしなあてくかなしみわ)
まだ憶えている筈なら
(まだおぼえているはずなら)
生まれてきた命の意味を
(うまれてきたいのちのいみお)
教えておくれ 答えておくれ
(おしえておくれ こたえておくれ)

繋いだ手と手の儚さ
(つないだてとてのはかなさ)
まだ憶えている筈だから
(まだおぼえているはずだから)
《私》を殺した憎しみも
(わたしおころしたにくしみも)
ただ愛している ただ愛しているから
(ただあいしている ただあいしているから)

…愛してる ただ愛しているから
(あいしてる ただあいしているから)



 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

エレイン

たきPさんの歌詞募集(http://piapro.jp/t/O1PN)への応募用


>作曲者様
あまりご要望の「ストレートでわかりやすい歌詞」という感じではなくなってしまったかもしれませんが…
主題自体は「喪失の痛み」で、シンプルです

歌詞修整承ります
不明点等あればお気軽にご連絡ください

閲覧数:387

投稿日:2016/11/28 07:03:39

文字数:1,750文字

カテゴリ:歌詞

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