-2話-どちらか。



「ごめん、、、ミク姉。」


私は、レンに抱きしめられたまま、そう言われた。


「ご、、、、ごめんって、、、、、い、、言われても、、」


「うん。迷惑なのはわかってるんだ、、、わかってるんだけど、、、っ」



ぎゅううう


「痛っ、、、」


「っ、、!ごめん、、、、」


「い、いや大丈夫、、、だけど、、、」


こういうときって、どうすればいいんだろう。


言葉が出てこない。


「・・・・・・・・・・」


少しの沈黙のあと、またしても、レンが先に口を開いた。


「ミク姉、、、忘れて、いいから。」


「え、、、、?」


「このままぎこちないの、耐えられなくて、、、。」


「でも、、、、でもそしたらレンは、、、」


勇気を振り絞って、言ってくれた大事なこと。


忘れろと言われて、わすれられるようなことじゃない。


「俺はいいから。ミク姉と楽しく話せたらそれで十分だから、忘れていいよ」


優しく言ってくれたけど、顔は―――――泣きそうな顔だった。


「―――させて」


「え?」


「考えさせて、レン。私、自分なりの答え、ちゃんと出すから。」


このままでいるよりは、忘れたほうが遥かにいいだろう。


でも、レンの気持ちは無駄にしたくない。


「受け止めて、それから考える。レンも、『大事な人』だから。」


「ミク姉、、、、、ありがとっ!!」


にゃぱっと笑ってくれた。


私は家族的愛をこめて抱きしめた。


ぎゅううう


「!?」


レンは少し動揺したけど、家族としての「ぎゅう」だと、感じてくれたのか、
その身をゆだねてくれた。


「レン、戻ろっか!」


「うん、早く着いた方が勝ちな」


「私が勝ったらネギ奢りなさいよ」


「なんで!?」


「冗談冗談wwよーいどん!!!」


「お わッ」


だだだだだだだだだだだ





「勝ったあああああああ!!!!!」


「ちっくしょ、、、いつからそんなに早く!!?」


「ますたーに伝授してもらった」


「ずりーぞソレ!!!!!!」


「はいはいわろすわろす」


「普通ここで2ch用語使うか、、、?」


「まあまあ。ってかああああああミクオと買い物行ってくる!!!」



「行ってらっしゃいミクー」


「行ってきます!あ、MEIKO姉!」


「ん?何?」


「KAITOに曲りネギ買ってこいって言っといて!」


「わかったわよww行ってらっしゃい」


「うん!行って来まーす!」



ガチャッ



「ミクオ、遅れてごめんね!」


「いいよ別に。じゃあ行こっか」


「れっつごー!」


「はいはいwwww」



すたすたすたすたすたすたすた



「Σ(゜д゜;)」


「ん?どうしたのミクオ?」


「ミクちょっとごめん」



ぎゅ――っ



「!?え?え?え//////」


「ミク、誰かに抱きしめられただろ」


「え!?」



何で分かんのこの人!?



「誰?」


「え」


「誰に抱きしめられたの?」


「えー、、、と、、、」



言えるはずがない。


相手はレンであるとともにミクオが殺人モードになっているからだ。


その凶悪スマイルは旗から見ればイケメンが微笑んでいるようにしか見えないだろう。


そのスマイルが分かるのは私ぐらいだ。


「お、、、怒らない?」


「ミクには怒らないよ?」


「あ、、、、あの、、、」




ミクオにも言っておいて、相談に乗ってもらうしかないか。




「れ、レン、、、に、、、です」


「、、、、、、、、、、あぁ、なるほど。」


「ど、どうしたらいい?」


「ミクが決めれば?」


「え、、?」


「だから。ミクが決めればいいじゃん」



。。。。。。。。。。。。。。。




なんで怒っとるんこの人。



「あの、、、ミクオ?」


「何?」


「何で、、お、怒ってるの?私何かした?」


「ううん。別に何も。」



なんで怒ってるの本当に!?



「機嫌直してよー、、、、」


「ミクがキスしてくれたら直す」









「え」











少しすねたような顔をして、ミクオは言った。




「ミクは、、、、キスするの、嫌なの?」


「嫌じゃないよ。」





え、キスって、え?あのキス?





すなわち唇と唇の皮膚がお互いに重なり合u(ry



「じゃあ、して?」


そう言ってミクオは目を閉じてきた。


そこで、何で私は止めなかったんだろうと、今思う。


あの時点で、なぜか、キスしてあげたいと思ってしまった。



「―――――――――――――――――っ」



ぎゅう


「ミク、ごめんね。俺も、ミクが好きなんだ。」


「え、、、、、、、、?」




















































「ミクオ、、、、、、、、、、、?」
















































「俺かレンか、どっちかにして欲しいんだ。」















































そんなの、、、、、、、、、、、


「どっちかなんて、、、、、」


選べないに決まってる。

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く お と み く 。 2話

1話は昨日書いたもので、やはりgdgdですが。

見てやってください( ´∀`)

閲覧数:296

投稿日:2012/06/10 10:46:47

文字数:2,289文字

カテゴリ:小説

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