旅行の楽しみは、日常から少し離れて「新しい自分」に出会えるところにあると思います。

普段と同じ街、同じ景色、同じ時間の流れの中で過ごしていると、気づかないうちに心も体も少しずつ慣れていきます。でも、旅行に出るとその流れが一気に変わります。見たことのない景色、美味しそうな匂い、聞き慣れない言葉や方言。その一つひとつが新鮮で、五感が刺激される感覚は何度味わっても飽きることがありません。

例えば、朝早く起きて知らない街を散歩する時間。まだ人通りが少ない静かな空気の中で、その土地の「素の表情」に触れられる瞬間はとても贅沢です。また、その土地ならではの食事も大きな楽しみの一つ。地元の人が通うお店に入ってみると、ガイドブックには載っていない発見があったりします。

そして、旅行の魅力は「非日常」だけではありません。実は、帰ってきてからも続きます。撮った写真を見返したり、思い出話をしたりする中で、その時間がじわじわと自分の中に残っていきます。忙しい日々の中でふとした瞬間に思い出すと、それが小さな癒しや活力になるのです。

もちろん、計画通りにいかないこともあります。電車を乗り間違えたり、天気に恵まれなかったり。でも、そんなハプニングさえも後から振り返れば「いい思い出」に変わるのが旅行の不思議なところです。

旅行は、ただの移動ではなく、自分の世界を少し広げてくれる大切な時間。次はどこに行こうかと考える時間さえも、もう旅の一部なのかもしれません。

#浅利祐作

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