ボードの上のオセロの半数が黒を示す
勝負はルカの勝ちだ
ルカは勝ち誇った顔をして、目の前に居る少女を指す

「命令」

ルカは立ち上がるとそれを真似る様に立ち上がりくすくすと笑う
それが余計にルカの苛立ちを増させる

「ここから落ちて死んで、私に会いに来て」

彼女の指は地上を示す、彼女は何の躊躇もなく
フェンスを軽々と越えた

「一人で死ぬより、二人死んで会えるか試さない?」
「さいてー、私が死ねないの知ってるくせに」
「あはは、いいね、そういうルカの顔だーい好き」

面白げに笑う彼女の顔は不快だ、幼い顔して全てを知っているように笑う
むかつく、早く死ねばいい

「まぁ、次会ったらもっと淫らで不気味で化け物で最低なルカを見せてよ」

そう言って大きく穴の開いたフェンスから伸びた彼女の腕は私の胸元を掴んだ
引き寄せ首筋を大きく噛むと勢い良く後ろに飛んだ
彼女の顔は嬉々としていた、下に落ちた瞬間、人の無様な悲鳴が響く

「あーあー、死んじゃった」

ルカはそんな悲鳴を背後に翼を広げた
柔らかな白と黒の羽は空を不気味に美しく彩った

「早く会いに来なさいよ」

アスファルトに赤い花を咲かせた緑色の光
歌をつむいだその口は嬉しそうに見えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ミクルカ風味?「落ちました」 こんな愛もいかがですか?

久しぶりに書いてみた、しかし意味が不ですなぁ

うぅ、しかしミクルカが少ない!
なぜだ!

狂ったひんぬーミクとツンツンデレきょぬールカたんが大好物b

閲覧数:620

投稿日:2011/01/01 02:33:42

文字数:524文字

カテゴリ:小説

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