小さいころからずっと、特別が、夢でした。
みんなが憧れるような、ひとに、なりたかった。
特別の内訳は、わりと、どうでもよくって、
そのとき読んだもの、聞いたものに、目を輝かせてた。

小説の主人公に、なりたいって思ったこともあった。
魔法が使えたり、とってもかわいかったり。
たくさんのひとに、聞いてもらえる曲を作りたかった。
作りたかった、けど。

ぼくは平々凡々、ひとりだ。
どこにでもいるだれかのコピー。
ぜえぜえはあはあ息をした、
きみに見つけてもらいたくて!

小さいころとちがって、特別じゃないことを、
納得できてしまうような、年になりました。
魔法も才能も、ぼくにはなかったみたいで、
普通のひとの水準にも、ちょっと、手が届かないや。

みんなの特別に、なれるわけなんてなかった。
ぼくみたいなやつなんて、きっと、いくらでもいるし。
ぼくがぼくだと、示してくれるだれかが欲しかった。
欲しかった、けど。

ぼくは平々凡々、ひとりだ。
どこにでもいるだれかのコピー。
ぜえぜえはあはあ息をした、
きみに見つけてもらいたくて!

みんなの特別に、
ぼくはもうなれないから、
だれかの特別に、
なりたいって思ったんだ。おかしいよね。
ぼくは、嫌になるくらい平凡で普通だから、
そんな、高望みなんて。

ぼくは平々凡々、ひとりだ。
どこにでもいるだれかのコピー。
ぜえぜえはあはあ息をした、
きみに見つけてもらいたくて!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

平々凡々 (aki81) 歌詞

平々凡々 (aki81) の歌詞です。

Youtube: https://youtu.be/3uQ32R-pecY
niconico: https://nico.ms/sm44056573
楽曲情報: https://sueakiyama.github.io/music/aki81

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投稿日:2024/09/02 16:08:43

文字数:613文字

カテゴリ:歌詞

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