午後10時を時計が知らせる
街の灯は消えてゆき
まるで眠ってゆくよう
「もう寝なさい」
お母さんがそう言うから
妹と一緒に、階段登って
部屋に入ると、人形片手に
僕らの物語が始まる

「僕は勇者
王の命で、魔王に会いに
馬を走らせ、お城に着いた
そこで出会ったお姫様
僕はたちまち一目ぼれさ」
「私は魔王の娘。
あのものはなんと愚かでしょう。
お父様に会うならまだしも
私のことが好きだなんて
身の程知らずだわ」
「そんなことはわかってるさ
僕はあなたに何でもします。
歌を歌います、素晴らしい剣技をみせます
星座の名前を教えます
僕は誠意を尽くします」
「ならば私の望みを言おう
私をここから連れてゆくのだ
お父様にばれぬようにな」

僕らの心はドキドキわくわく
二人にどんな冒険が待っているのだろう!

深夜0時を時計が知らせる
物語は終わりやしない
あんまりに騒がしいから
呆れた顔したお母さんが
「何時だと思ってるの!」
僕らをそう叱るんだ
顔を上げると お母さんの手に
僕らの大好きなココアが2杯
「さ、これでも飲んで、もう寝なさい」
僕らはココアの湯気の向こうで
お母さんがほほ笑むのを見た
ココアを飲んでもう寝よう

妹は不満そうだけど
ココアを飲んだら大きなあくび
人形片手にベッドに入れば
すぐに眠りこけちゃった
さぁ、僕もココアを飲んでもう寝よう
でも今日は眠れるかなぁ
二人の冒険はどうなるのだろう!
そう考えると、またドキドキしてきたよ
夢で続きが見れるといいな
布団の中で願い続けるんだ
僕は勇者 妹は魔王の娘
物語は始まったばかり!
それでは、グッドナイト!!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ココアを飲んでもう寝よう

どうも、こんばんわ、tokekです。
レンくん、リンちゃんのお話です。
途中のおとぎ話は、突拍子もない展開ですが、こどもの考えたお話ってゆーことで気にしないでください。
あと、リズムに合わせにくいかもしれません。そこは意訳などしてもかまいません。
ところで、布団にもぐって物語を考えるとドキドキしません?・・・ない?
ではまた。

閲覧数:148

投稿日:2010/04/29 22:00:51

文字数:694文字

カテゴリ:歌詞

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