その日の夜。
 (…めーちゃんとのこと、どうしようか?)
 ここはKAITOの部屋。KAITOが部屋にこもってMEIKOとのことについて考えていた。今日の夕食もKAITO、MEIKO、雅彦、ミクはもちろん、それ以外の全員がほとんど何もしゃべらず、暗い雰囲気の食事だった、そんな雰囲気の食事が、もう既に何日も続いている。おかげで作っているMEIKOたちの腕が変わっていないのに、ひどく味気無い感じのする食事を食べているように感じていた。家の中の雰囲気も同じで、やはり明るいとはいえない。こんな日が続けば、気が滅入ってしまう。それを変える必要があることは、KAITO自身も分かっていた。
 (そろそろ、僕が決断しなきゃいけないよね)
 KAITOも今回の件では自分にも非があることは認めていた。そして、それに対してどうすれば良いかも考えていた。まずはMEIKOに謝って、それから腹を割って話す。それが必要だと感じていた。
 (め―ちゃん、今どうしてるかな)
 KAITOは時計を見る。まだ寝るには少し早い時間である。恐らくMEIKOも起きているだろう。今、MEIKOが部屋の中で何を考えているか分からないが、今回の件を話し合いうにはもってこいの機会だとKAITOは思っていた。
 (よし、めーちゃんに謝りにいこう)
 そう考えて部屋の扉を開けるKAITOだった。

 (…KAITOとのこと、どうしようかしら?)
 一方MEIKOの部屋。MEIKOもKAITOのことについて考えていた。MEIKOも現状の明るくない家の雰囲気を分かっており、自分が動いて何とかしないといけないと思っていた。
 (私が動かないといけないわね)
 MEIKOもKAITOに言いすぎたことは理解していたし、ルカの説得でどうすれば良いかも理解していた。まずはKAITOに謝って、それから腹を割って話す。それが必要だと感じていた。KAITOは優しいから、きっと許してくれるだろう。本当はKAITOの優しさに甘えてはいけないが、今はそうはいってられない。それに、しっかり話し合えば、二人の意見を折り合いをつけることもできるだろう。家の中の雰囲気を考えると、これ以上時間をかけるのは得策とはいえない。
 (KAITO、起きてるかしら?)
 MEIKOは時計を見る。時間を考えれば、まだKAITOは起きているだろう。今がチャンスかもしれない。
 (KAITOに謝りにいきましょう)
 そう考えて部屋の扉を開けるMEIKOだった。

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初音ミクとパラダイムシフト3 2章23節

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投稿日:2017/03/03 00:09:38

文字数:1,046文字

カテゴリ:小説

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