泣き笑いながら掻き毟った胸があった、
唇を噛んで崩れた駄々の日があった、
そんな僕の噺です。

我儘ばかりで楽しくはないでしょうから、
そうやって、無理矢理に聞かなくてもいいです。
こんな僕の噺です。

時として、人として、
生きていきたいのは罪なんでしょう。
僕ばかり、僕ばかり、
思えばこれこそが悪なんでしょう。

どうだい、悲劇だ。
後悔なんて、そんな良い物じゃないさ。

だからせめて、

どうか僕が
眠れますよう、
夜に浮いた理由で
飛ばせてくれませんか。
滑稽な穴空き傘で
隠したいものがあるのです。
ひとつひとつ
千切って、
ひとつひとつ
空から撒いて、
ひとつひとつ
邪魔の様に、
降らせるのです。


声の届かない場所へ往ける路があった、
往こうとすれば止められる馬鹿な日があった、
お恥ずかしい噺です。

音も無く、跡も無く、
消えていきたくて歩いたんでしょう。
他人ばかり、他人ばかり、
思ったら弾けた夜だったんでしょう。

そうだろ、悲劇だ。
独りじゃないのも辛い時があるのさ。

だからせめて、

どうか僕が
眠れますよう、
昼に溶いたナイフで
殺してくれませんか。
透明な水槽の中で
暴れてしまう前に早く。
高く高く
翳して、
強く強く
振り下ろして、
深く深く
楔の様に、
殺して慾しい。


それでも
大切な物の
涙が在ると
知っているのです。

後悔や
淋しさが浮いて
飛べない僕は
仕方が無いから

泣いたっていいだろう。


時として、人として、
生きていきたいのは罪なんでしょう。
僕ばかり、僕ばかり、
思えばこれこそが悪なんでしょう。

だけど、
せめて、

どうか明日を
遣り過ごせるよう、
布団の中の祈りを
赦してくれませんか。
暗い宇宙の底でなら
隠せるものがあるのです。
ひとつひとつ
抱えて
ひとつひとつ
名前を付けたら、
ひとつひとつ
冗談(うそ)の様に、
笑ってください。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Not

生きていて、すみません。


言い訳が欲しいお話。

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閲覧数:265

投稿日:2016/04/24 19:19:42

文字数:815文字

カテゴリ:歌詞

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