また一つ嘘をついた　思ってもないことをいう
流れには逆らわず背中丸めた

そうして生きていくうちに　胸のあたりに
違和感が積もる
言いたいことはどこかに失くした

誰にも見られたくない癖に
いつも人の目を気にしてる

嫌われること笑われること
恐れて過ごしている

誰かに合わせて仮面着けて
目立たない様に息をする

そうして生きてる僕らに問う
「自分らしさって何ですか」

からくりの様に生きることが
自分らしさであってたまるものか

このクソみたいな日々を変えるために
どれくらいの代償がいる？

才能はないと知った　天才は居るのだと知った
やりたいことは　上手く出来ずに

そのもどかしさは気がつけば山のようで
押しつぶされそうで　逃げだしたくて

誰しも無様な姿は隠す
だから世界は美しい

「最後にはきっと上手くいく」
そんな幻想を抱いたんだ

「出来損ない」と言われない為に
夢見た自分を殺したんだ

そうして死んだ自分が今も
この足を掴んでいる

「死にたい」と嘆くその言葉が
自分らしさであってたまるものか

このクソみたいな世界でそれでも
まだ鼓動は続いている

僕らの望む自由とはなんだ
僕らの叫ぶ理想とはなんだ

僕らの放つ本音とはなんだ
自分らしさってなんだ

仮面を着ける事じゃない
偽って出した言葉じゃない

自分を隠し殺すことじゃない
偽らないその声を響かせて

自分を偽るその心が
自分らしさであってたまるものか

明日また生きてく世界は
相変わらずクソみたいな世界だ

それでも立ち上がるのなら
何かに立ち向かうというならば

その足で歩きだすのならば
本当の言葉を叫べ　