待ってよ
まだ話は終わってないでしょう
何よ、もう私は必要ないの？
何よ、その目
どうしてそんな顔を私にするのよ
私を捨てるの？
あんなに愛し合ったのに・・・・

いつからでしょうか
こんな関係になり下がったのは
気付いてた、何かがおかしいって
でも修復の方法が分からなかったの
それはきっと貴方も同じでしょ？
分かってるわよ、私たち似た者同士だもの
そのうえちょっと不器用なのよね

それでもうまくやってきたつもり
私は幸せだった、もちろん今も
でも貴方は違うのね
いつの間にか違う穴に入ってたのね
悔しいわ憎いわ
絶対許さない

「もうあの女いないわよ」
笑顔の私に対して貴方は変な顔
何を焦ってるの？
誰に電話かけてるの？
あああの女？
バカね、あの女はね、もう・・・

「もしもし」

貴方のスピーカーから私の声が聞こえたわ
怯えた表情で私を見てる
もう貴方を惑わす汚物はいない
私を独占していいのよ？

待ってよ
どうして逃げるのよ
私は貴方のものなのよ
好きにしてよ
どうして怖がるのよ
いつもの私よ？
ほらまた愛し合いましょう