第十章。
『双子』
私は何時も通り電子の海を漂っている時だった。
シュッと何かが横を横切った。
こんな所に誰が、そう思ってその人物を追いかける。
白いリボンを頭に巻いている女の子だった。
クルッと振り返った私に黄色い瞳を向ける。
「ミク姉、会いたかった~っ!!」
ニコッと笑ってその子は私に抱きついてきた。
「えーっと・・・・・・・・リンちゃん、だよね?」
「そうですよっ。
覚えてくれていましたか!?」
「当たり前よ。
私によく懐いてくれていたし・・・・・・・・・。
あれ?」
私は辺りをキョロキョロ見渡す。
「レン君は?」
「レンなら今お外にいるんです」
ホラッと外へと繋がる扉を開ける。
すると画面の外にレン君の姿があった。
「此処は・・・・・・・・・?」
「私達のマスター、真奈美さんのお部屋です」
森 真奈美さん。
それがリンちゃんとレン君のマスターだった。
フワッとした髪に優しそうな感じだった。
「ミク姉のマスターさんはどんな人ですか?」
「私のマスター?
会ってみる?」
私は扉を開けてリンちゃんを招く。
「えっ!?
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