一方通行センチメンタル

予告なしの最終話　きっと君はそう感じる
予想通りの結末　そっと僕は幕を引く

我が儘だと感じたが　運命だと言い分けて
折り曲げた関係へと　ハサミを入れ断ち切った

冷めた視線でココロ安定　あの日で終わり　そんな関係
どうでもいいか　変わらず君は無自覚だけど　だからか

君のことは嫌いだけど

鏡合わせ僕らきっと　分かりあえた筈だもっと
君の表情　君の感情　見てないフリして誤魔化した

同族嫌悪そんなもんさ　幼稚じゃないかそんなアンサー
「仕方ないから」「仕様がないから」
そうやって言い聞かせた末路

一方通行センチメンタル

ひび割れゆく関係に　終止符打つ僕がいる
ふとした瞬間に君の　影を探す僕をみる

止まない雨で濡らした袖と　合わぬ視線で描く関係
別れの際に君が残した疑問符　未だ　未だに

きっとこれが僕の答えだ

鏡合わせ僕らきっと　笑いあえた筈だもっと
君と綴ってワガママと読む　そんな僕にもルビを振って

変わらないさ君はきっと　変われないさ僕はもっと
「仕方ないんだ」「仕様がないんだ」
そうあって欲しいと願うんだ

独りよがりの感傷逃避

分かりあえた筈だ　もっと　笑いあえた筈だ　もっと
最終駅を列車が過ぎる　切り取った関係を詰め込んで

君のことが嫌いでした　確かにそう思ってました
疚しさゆえに口を噤めば　溢れる想いは届かない

「今までどうもありがと」って
「傷つけてたらごめんね」って
別れの際に交わしたコトバ　狭間で燻るあり得た今

一方通行センチメンタル
もう重ならない互いの半径
未来を違えた君にさよなら