わがままな唇が
ひとことふたこと
そっと窓を開く
優しすぎる冬の街
無知で幼稚な恋心
晒してしまう

気になるのその仕草
ひとくせそのくせ
はっと手が止まる
優しすぎる冬の街
本音も嘘もしゃにむにに
隠してしまう

繰り返し硝子に文字
いつだって私だけ見てほしくて
構ってくれるのを待っている

恋もまともに出来ない
不器用な生き方を
受け止めて満月の夜
投げやりな微笑み
さよならを言えなくて

飲みかけのミルクティ
ひとくちふたくち
さらり席を立つ
優しすぎる冬の街
あたたかかった胸の奥
冷ましてしまう

ぎこちない目配せを
ひとひらひらひら
ふわりドアが開く
優しすぎる冬の街
諦めかけた恋心
震えてしまう

他人任せばかりで
いい加減愛想もつかされて
捨てられるのを待っている

ただ泣くことも出来ない
強がりな生き方を
突きつけて満月の夜
投げやりな足どり
さよならを言えなくて

大嫌いにさえなれない
弱虫な生き方を
まざまざと満月の夜
投げやりな背中は
さよならを言えなくて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

さよならを言えなくて

何時までも引きずる悲しい癖。


自分から言えない。
自分から出来ない。
自分から傷つきたくないから。
傷つけられれば正当化できるから。
ずるいやりかた。
幼稚なやりかた。

でも、それでも悩むもの。
無知の恋は悩むもの。

閲覧数:110

投稿日:2013/12/16 02:42:56

文字数:445文字

カテゴリ:歌詞

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