嗚呼 あなたはもう道を決めてしまったのですね
嗚呼 あなたはもう振り返ることはないのですね
それなら私もこの温かい思い出の場所を離れ
歩いて行きましょう 種も捨てて


嗚呼 あなたはもう道の終わりを知ったのですね
嗚呼 あなたはもう留まることはないのですね
それなら私はその魂を世の夜半に打ち立てて
引き止めて魅せましょう

私など忘れて生きていいのです
より貴い幸せがあなたに降るのなら
何一つ顧みず生きてください
より深い慈しみにつつまれて

身を裂く愛が煩いなら その煩いさえも裂いて
裂いた想いが痛むなら その想いごと大地に還る


嗚呼 あなたはもう次の愛を見つけたのですね
嗚呼 あなたはもう泡沫を愛すことはないのですね
それなら私はこの魂を現世から切り取って
朝霧と消え逝きましょう

消えゆく私が夢幻なら その夢幻ごと私を消して
消した夜露が乾いたら きっと笑えるはず


届けてはいけない声なら喉を突いて
もう伸ばしてはいけない腕なら切り落として
見つめあうことのない瞳ならばそっと閉ざして
触れ合うことのない指先なら伸ばすことはせず


身を裂く愛が煩いなら その煩いさえも裂いて
裂いた想いが痛むなら その想いごと大地に還る

消えゆく私が夢幻なら その夢幻ごと私を消して
消した夜露が乾いたら きっと笑えるはず

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

幻霧抄

あえて女々しいKAITOを期待して女のひとっぽい歌をつくりました。
けなげ風味です。
ヤンデレはなりをひそめましたww

閲覧数:100

投稿日:2008/07/10 19:34:12

文字数:568文字

カテゴリ:歌詞

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