僕が完璧な身体(からだ)だったなら
あなたを綺麗に愛せることができたのに

絶望の淵に見たのは
桜舞う 木陰の中
寄り添う あなたとぼく
唯一の居場所を与えてくれた
あなたには
この想いを伝えることさえも
裏切りに感じる

「僕」に気付いてほしくて
あなたの周りにひとひら ひとひら
愛を舞いおとしていった
いつか 拾い集め
この想いを受け入れるにはことを
祈り 願いしますながら

いつまでも
僕はこの場所で待っているから


いつからか
辛くて 吐き出せない気持ちを
絶えず 抑えこんでいた
巡り合った瞬間(とき)から
この苦しみは既に始まっていた筈なのに

いつまでも
慣れることの出来ないぬくもりにふれ
今まで蓄積(きずき)あげてきた
×××が砕け散っている
もう引き返せないという事実を
僕自身の体が 叫び上げていた

苦しさ故に 快楽が浮かび
あなたについていく事だけしか
考えられない

消えない想い
消しされない欲望
研ぎ澄まされた感覚

僕はいつになったら
確かな存在になれるんだろう


「此処はひどく暑い」


目覚めると いつも
少しばかり落胆してしまう
あなたが隣で笑っていても
ぬくもりの中 溺れていても
辿り着くことが出来ないことに

あなたは いつも
先へ先へと進んでいってしまう

僕がどんなに愛を降り舞いても
それは花びらにしか見えなくて
あなたという花に香りふさがられてしまう

花の裏に咲く華も傷痕だって
すべて あなたごと
僕の愛に閉じ込められことが出来れば
いいのに。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

欠陥桜

閲覧数:120

投稿日:2016/09/22 00:15:04

文字数:702文字

カテゴリ:歌詞

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