二人で夕食を食べた後、約束通りシーカーは僕に字の読み書きを教えてくれた。たどたどしかったけど、彼は物覚えがいいと言ってまた冷たい手で僕の頭を撫でた。
「サンディ、今日はよくできたから私からプレゼントだ」
そう言って彼が渡したのは、いくつかの子供向けの本と題名のない1冊の本。その本はページをめくっても真っ白で、何も書かれていなかった。
「シーカー、不良品でも掴まされた?」
「なんで真っ先にそう思うのかな…」
僕の感想が悪かったからか、シーカーはなんだかがっくりしている。彼はため息をついて苦笑すると、これが「日記帳」というものだと教えてくれた。
なんでも、その日にあった事を毎日書いて忘れないようにするための物らしい。
僕はとりあえずシーカーにお礼を言うと、日記帳を抱えて部屋に戻った。
さて、何を書こうか…
少し迷ってから、部屋の片付けをした事やシーカーと買い物に行った事、カイトという人の事やあの夢の事を書いた。
日記の文字はたどたどしくて僕自身にもよく読めないけど、いつかもっと上手に字が書けるようになったら書き直すとしよう。
今のこの段階では何を書いているのか分かりにくいから、シーカーがこっそり読もうとしても駄目だとうな、と僕は思った。
そう思うとなんだか彼を出し抜けたようで、僕はくすりと笑いながら目を閉じた。
今夜は、いい夢が見れそうだ。
【白黒P】捜し屋と僕の三週間・9
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