くじら公園の写真家


あなたの小さな同意が欲しくて
そんなちっぽけな安心感でいいんだ。
自信なんてない。あるふりだけ
必要分していくんだ。

くじら公園でみつけた砂の城 子供達が見ている世界は
幸せを絵に書いた 帰れない場所 

透明な言葉で 花を一輪探して きっと
まだ僕らは  見つけられない
分からないままでもいい このままでもいいんだよ 
「それでも」って ねぇ 言って。言ってよ! 

思い出を探すズームレンズ 未来まで照らせヘッドライト
教科書に書いてなかった。 上手な悲しみの消し方。
写真に残すんだ。真っ白な病室で
真っ暗なこころに閉じ込められた。君に景色を届ける。


まばたきでシャッターをきるよ、君は「きれい」だと笑う。
僕は焼き付けたその顔を。

丁寧な言葉で 理不尽ばっかの現実 それでも
視点を変えて きれいなものだけ。
入り込んでくる憂鬱 アウトフォーカスで暈すんだ。
誤魔化しながら生きてる。そうさ。

「とっても仲良しな飼い主と犬を見かけた。
お互いがおんなじゆっくりな歩幅で生きてた」
「ドーナツ屋さんで泣いてる女の子を見た。 
一口食べたら笑い出して、泣いて、混じってた」
僕の記録で足りるかい。
君の想像で見えるかい。届くかい?


写真に残ってる世界は 終わってしまった過去だけ
リュックにつめて 未来に持っていこう。 
 
透明なフィルムで 綺麗なものだけ切り取る きっと!
悲しいことなんて 見せなくていいんだ
変わらないままでいい 隠すだけの強さをどうか 
「それでも」って ねぇ 言って。言ってよ。
  
現在の笑顔のために 
何千枚だって 何万枚だって撮るよ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

くじら公園の写真家

閲覧数:1,123

投稿日:2015/12/28 22:55:17

文字数:707文字

カテゴリ:歌詞

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