【小説】君と花火と夏の終わり
投稿日:2011/12/09 21:09:13 | 文字数:1,122文字 | 閲覧数:180 | カテゴリ:小説
作詞を担当させて頂いたミクのボカロ曲の、小説バージョンみたいな感じです。
気まぐれで書きました。もう書く気力ないので続きません。
時間というものは、
優しさの欠片もなくて。
僕のことを待ってくれるわけもない。
夏の終わりが、そっと、音もたてずに近づいてきた。
今年もまた、この時期がやってくる。
ふと、ヘッドフォンを外すと、花火の音が聞こえた。
僕は急いで窓を開け、外を眺めるが...
夜空はただただ真っ暗で、花火は見えなかった。
「星も無いなんて、やな気分」
ポツリと、呟いた。
「あ」
突然僕は何かを思い出して、携帯をポケットから取り出した。
そして電話帳を開いて、あの子の番号を押した。
---プルルルル、プルルルル
「はいもしもし」
「あ、もしもし、あのさ、来週花火大会あるじゃん?」
「あぁ...そっかー、もうそんな時期なんだね」
「うん、それで、さ、もしまだ予定入ってなかったら、一緒に行かない?」
「いいね!丁度その日暇だよー」
「じゃぁ詳しいことはメールで送るわ」
「了解ーじゃぁね!」
---ピッ
たった5分ぐらいの出来事なのに、1時間のように思えた。
「や、やった...!僕誘えたよ!楽しみだなー!」
嬉し過ぎて何時の間にか思ったことを口に出していた。
でも、とにかく誘えたんだ!オッケー貰えたんだ!
その後は一日中テンションが下がらなかった。
<つづく>
【12/9更新】
その後の日々は、毎日花火大会のことばかり考えていた。
まだかな、まだかな、と花火大会が待ち遠しくて、一日一日が妙に長く感じた。
当日のプランもしっかり練っていた。
一緒に色んな食べ物買って、それを持って僕しか知らないとっておきの場所に行って、一緒に食べながら綺麗な花火を見る。
僕は女の子は綺麗なものが好きだと思うんだ。だからきっとあの場所で、一緒に花火を見れたら、喜んでくれるはず!
僕は君の喜ぶ顔を想像しながら、クスクスっと心の中で笑った。
素敵な一日を過ごせたらいいな...
______
そんなこんなで、とうとう花火大会はやって来た。
「あー・・・なんか早く来すぎちゃった」
僕は楽しみすぎて、1時間も前に待ち合わせ場所についてしまった。
携帯弄ったり、ちょっと近くをウロウロ散歩したりして時間が過ぎるのを待った。
すると彼女は、20分前に来てくれた。なんだか嬉しい。
「あれっまだ時間じゃないはずなのに...いつからいたの?」
「実は僕もさっき来たばかりだよ」
「ふふっ...お互いちょっと早く来ちゃったね。取り敢えず行こっか」
すると彼女は先を歩き、また振り返っては手招きをした。
彼女の浴衣姿はとても可愛くて、思わず見とれてしまった。
まあそんなこと本人にはぜったいいえないけど
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命に嫌われている。
命に嫌われている
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そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて
命に嫌われている。
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カゲロウデイズ 歌詞
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
カゲロウデイズ 歌詞
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海風(うみかぜ)【ミク・ルカ・リン】(歌詞提供)
(Romaji follows Japanese)
うみかぜ はるかとおく はこぶ メロディー
かいがら とじこめてた とおい くにのうた
きこえる うみのむこう かぜの リズム
しらない まちのうたを もっと きいてみたい
海風(うみかぜ)【ミク・ルカ・リン】(歌詞提供)
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ブバルディア/初音ミク
わがままな毛先をそのまま
あかりをつけても暗いなか
まぶしいテレビは他人事で
シワを伸ばすのも面倒だ
自販機に軽く寄り道からの駆け足
ブバルディア/初音ミク
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ブラックペッパーナイト/短編
夜を胸いっぱいに吸い込む。季節は冬が近く、空気は冴え渡っている。
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ギラギラした夜景と天空の月光が、星を食うように光っている。
高層ビルの上から見る夜景って言うのは、「沈み込みたくなるような衝動」を起こさせるものだ。
「何かお願いしてみたら?」と、彼女は言う。「最期の願いくらい、叶うかも知れない」
ブラックペッパーナイト/短編
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ジャックポットサッドガール
標準偏差以内の人生
表情殺して腐った品性
ほらほら気づけばまた
ただただ過ぎ行く日々
表現欲も非凡な才も
ジャックポットサッドガール
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emotion
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____クライ……イタイ…サムイ…クルシイ………シニタクナイ………!!!!
「…ぃ、…ぉぃ…、おいっ!」
「…っ!!」ハッ
「おい、しっかりしろ、おい」
emotion
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メンヘラじゃないもん!/歌詞
「メンヘラじゃないもん!」
音楽:勇魚 歌:初音ミク/音街ウナ
BPM=180
誰にも愛されてない
自分が好きじゃないけれども
メンヘラじゃないもん!/歌詞
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オーロラ
忘れもしない あの日のこと
世界の果て 静かな夜
朝はまだ まだ遠くて
更けていくだけ
だだ更けていくだけ
オーロラ
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君の神様になりたい。
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
君の神様になりたい。
(プロフィールはありません)