もう何度目の涙
茜色今もまだ待ちぼうけ
これが叶わぬ願いなら
せめて居させてください

「側に」

またひとつ季節が終わりました
誇れるものは何も無いよ
ただ懐かしい声が
響いて離れないんだ

交わした約束は
鮮明に覚えてる
信じていた光と影
溢れる優しさも
その手の温もりも
消えてくれない

これが最後の言葉なら
魔法が宿ればいいのになあ
風が冷たいこの世界で
君が震えてしまわない様に

暗い暗い夜に隠れて
新しい朝が怖かった
「何も出来ない自分が嫌い」
でも迷いはなかった

もう何度目の涙
茜色いつまでも君を待つよ
これが叶わぬ願いでも
想いは消えない

ああ約束の言の葉
鏡の音で伝える僕の夢
これが叶わぬ願いなら
せめて居させててください
側に

これが最後の言葉なら
どうか側に永遠に