やがて空は澱の彼方

まるで夜のまだら模様
毀れ落ちた雫

奈落で見つけた宝物をひとつ
喉の奥に溶かしていく 溶かしていく 

僕らは崩れ行く世界で彷徨っていただけなのに
いつしか この声も体もなくなっていく

ここは夜のまだら模様
風と影と雫

砂漠で聴こえた歌声は遠く
胸の奥に閉ざしていく 閉ざしていく

僕らは崩れ行く世界で彷徨っている旅人だ
このままこの声と体で羽ばたいていく鳥のよう
僕らはいづれ世界の果てに至って耳を澄ました
いつしか ここは夜のまだらに染まっていく

カナリアの尖舌が顫え マテリアルの軋む音
ほら扉がひらく

やがて夜の孤独

僕らは崩れ行く世界で彷徨っていただけなのに
これからこの声と体を模って消えていくだけ
いつからここは夜のまだらに染まって息もできない
いつしかその髪も背中もなくなっていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ダスクと雫/初音ミク 音街ウナ

閲覧数:684

投稿日:2018/12/21 19:55:19

文字数:367文字

カテゴリ:歌詞

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