Folia


暗い部屋で迎えた朝に
寝ぼけながら 体を起こした

一人だけの布団を片付ける
掛け時計の片方の針は止まっているまま

あの日の夜は大切な
二人が初めて出会った記念日
待ち合わせた公園で
過ぎていく時間 ずっと佇んで

雨に打たれ 雨に打たれ
幾度待てど 君は来なかったね
わかってたそれでも気づいて欲しい
頬を伝ってく

雨に打たれ 雨に打たれ
濡れた指でそっと触れてみせて
私は此処だから 抱きしめて欲しい
ぽつり呟いた
-馬鹿-



乾いた空 寒さが香る季節
窓際から 見え隠れしてた亡骸の胡蝶

心の穴に一滴
瀝って溢れた 形のないもの
泣きじゃくって飛び出して
思い出を追った 鼓動は速まる

伝えたくて伝えたくて
言葉だけじゃ足りないほど愛した 
歩幅を合わせて手を繋いだね
あなたは覚えてる?

伝えたくて伝えたくて
息をするのもやっとの思いで 
見慣れた背中を見つけたけれど
影と消えてゆく 行かないでよ



今年もまた花束を石碑に捧げた
あなたは喜んでくれるのかな
苦しかった 寂しかった
こんな世界はいらない ah..

雨に打たれ 雨に打たれ
幾度待てど 君はこなかったね
今から私もそっちへ行くよ
両手広げて

雨に打たれ 雨に打たれ
手を伸ばした先にあなたがいた 
繋いだこの手は離さないでよ
このまま眠らせて 愛してる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【鏡音リン】Folia【オリジナル歌詞】

閲覧数:1,172

投稿日:2012/12/11 19:02:35

文字数:584文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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