暗闇を灯した火の粉は
散り散り舞隠れ
焚きつけられた世界は意味をなくして
あなたはどこかへ去ってゆくの

高飛ぶまだらな煙の彩色を掴みあぐねてた
わたしの非日常は音もなく別れを告げる
焼き付いた心残りを画紙に綴じ込み火を点ける
こびりつく煤香は
手を繋いだ彼方と此方

放たれた言霊が嘘と見破る
暴かれた前提は
もう二度と同じ物語を作れないの

暗闇を灯した火の粉は
散り散り舞隠れ
焚きつけられた世界は意味をなくして
あなたはどこかへ去ってゆくの

Lost fire, last fire...

焼き付いた心残りを画紙に綴じ込み火を焼べる
心を繋いだあの声は遠のいていった

はじかれた言霊が懺悔を認める
暴かれた聖域は
もう二度とあなたを守れないの

暗闇を灯した火の粉は
散り散り舞隠れ
焚きつけられた世界は意味をなくして
散開する 
こみ上げる思いが
最後に見せる華
解き放たれ
虚空に静かに消えて
現世には白けた灰だけが残る

暗闇を灯した火の粉は
散り散り舞隠れ
焚きつけられた世界は意味をなくして
散開して
こみ上げる思いが
最後に見せる華
あなたといた日々が
静かに消えて
現世には白けた灰だけが残る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

かくれ火

「長く続いたもの」が終わってしまう、もしくは「神がかりな状態」が惜しくも崩れ去ってしまう…そんな無念さとカタルシスとを夏の送り火文化に似せて曲にしました。

閲覧数:219

投稿日:2018/08/17 21:08:38

文字数:510文字

カテゴリ:歌詞

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