環 -メビウスー 

048
耳慣れぬ祈りの言葉
朝焼けに響いてる
繰り返し訪れ来る
「今」は何時なの

105
刻(とき)の歯車手のひらに
残像はメビウスの
環(わ)の上で踊っている
無数の人か

117
終わりは始まりに
表は裏
時間(とき)の流れ逆巻き
攫い行くは「果て」

( 間 奏 )

141
誰のもとへ還ろうかな
思い出す夕映えは
幾重にも重なり合い
紅く燃えてる

153
誰のもとへ往こう
失くした時間(とき)
ひとり傍らに立つ
朽ち果てた墓標

208
桜が舞う吉野の山に、豊穣の水ナイル
行き交う車は夢幻、笑う人は馬の背に
城壁は万里連ね、月が照らす砂遙か
別れ惜しむ兵士の群れ、飛び立つ鳥の群れになる

  ( 間 奏 )

244
空吹き渡る風
何処へ行くの
此処は何処で今何時を
生きているの

256
私の周りを通り過ぎるだけの人々は
笑い涙零し命の刻叫んでる

309
繰り返す命題の環に産まれくる朝の色
黄昏の光はいつ?この永過ぎる繰り返し

  *  *  *

048
みみなれぬいのりのことば
あさやけにひびいてる
くりかえしおとずれくる
「いま」はいつなの

105
ときのはぐるまてのひらに
ざんぞうはめびうすの
わのうえでおどっている
むすうのひとか

117
おわりははじまりに
おもてはうら
ときのながれさかまき
さらいゆくは「はて」

( 間 奏 )

141
だれのもとへかえろうかな
おもいだすゆうばえは
いくえにもかさなりあい
あかくもえてる

153
だれのもとへゆこう
なくしたとき
ひとりかたわらにたつ
くちはてたぼひょう

208
さくらがまうよしののやまに、ほうじょうのみずないる
ゆきかうくるまはむげん、わらうひとはうまのせに
じょうへきはばんりつらね、つきがてらすすなはるか
わかれおしむへいしのむれ、とびたつとりのむれになる

  ( 間 奏 )

244
そらふきわたるかぜ
どこへ行くの
ここはどこでいまいつを
いきているの

256
わたしのまわりをとおりすぎるだけのひとびとは
わらいなみだこぼしいのちのときさけんでる

309
くりかえすめいだいのわにうまれくるあさのいろ
たそがれのひかりはいつ?このながすぎるくりかえし


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

 環 -メビウスー

閲覧数:377

投稿日:2011/02/27 23:21:20

文字数:965文字

カテゴリ:歌詞

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