陽の昇るこの街で
ヨダカは荒野に帰る


灰の降りそそいだ
朝日の眠るこの街
泥水をすすっても
ウチらは生きていた

赤茶けた掌
固い肌のぬくもり
少女はイマを見つめ
父の背中に寄った

ＡＨ―生きづらくも
赤光はやさしく
ひかり手折るよう
広い背で目をつむる

けれど、どうして、こんな、
撃鉄で切られる劇

若葉色の瞳に
揺らぎ始めた炎が
少女に引き金引かせ
蜥蜴色へと変わる

貴方が例えた荒野
ヨダカは飛び上がりましょう
鉄（くろがね）を胸に込めて
父をその背に負うの


廃材の十字に
朝日を偲ぶ人々
少女、カコだけでなく
灰にぬくもりを見た

ＡＨ―日々が過ぎても
赤光は変わらず
指折るこの手が
あの父と重なる

だから、いまだけ、泣くわ、
幕間はこれで終わり

若葉は枝を伸ばす
わだかまりを撃つよう
少女は赤く染まり
蜥蜴色へと変わる

貴方が例えた荒野
ヨダカは舞い上がりましょう
明日を繋ぐために
今撃鉄を起こす


若葉色の瞳に
揺らぎ踊る炎が
少女に引き金引かせ
蜥蜴色へと変わる

朝日が眠る荒野に
ヨダカは飛び上がりましょう
灰を掴んだこの手で
イマを引き起こすわ


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かな表記

〈イントロ〉
ひののぼるこのまちで
よだかはこうやにかえる

〈Aメロ〉
はいのふりそそいだ
あさひのねむるこのまち
どろみずをすすっても
うちらはいきていた

〈Aメロ2〉
あかちゃけたてのひら
かたいはだのぬくもり
しょうじょはいまをみつめ
ちちのせなかによった

〈Bメロ〉
あ―いきづらくも
しゃっこうはやさしく
ひかりたおるよう
ひろいせでめをつむる

〈Cメロ〉
けれど、どうして、こんな、
げきてつできられるげき

〈サビ〉
わかばいろのひとみに
ゆらぎはじめたほのおが
しょうじょにひきがねひかせ
とかげいろへとかわる

あなたがたとえたこうや
よだかはとびあがりましょう
くろがねをむねにこめて
ちちをそのせにおうの

〈間奏〉

〈Aメロ〉
はいざいのじゅうじに
あさひをしのぶひとびと
しょうじょ、かこだけでなく
はいにぬくもりをみた

〈Bメロ〉
あ―ひびがすぎても
しゃっこうはかわらず
ゆびおるこのてが
あのちちとかさなる

〈Cメロ〉
だから、いまだけ、なくわ、
まくあいはこれでおわり

〈サビ〉
わかばはえだをのばす
わだわかまりをうつよう
しょうじょはあかくそまり
とかげいろへとかわる

あなたがたとえたこうや
よだかはまいあがりましょう
あしたをつなぐために
いまげきてつをおこす


わかばいろのひとみに
ゆらぎおどるほのおが
しょうじょにひぎがねひかせ
とかげいろへとかわる

あさひがねむるこうやに
よだかはとびあがりましょう
はいをつかんだこのてで
いまをひきおこすわ