「母さん水は甘いんか?」って
言ったぼくに苦い顔する
「水に味なんあるかいな」って
まともに聞いちゃくれなかった

排斥で成り立つ世界で
汚いほどに真白くなる水
いつかの誰かに伝えたいんだ
水にだって味があったって

「真の真水は甘いんや」、と
語る白髪のおっさんおって
炭酸抜けたラムネの瓶に
浮かぶように揺れた瑠璃色


「お前常識を知ってるか?」って
聞いたぼくに辛い顔した
「水に味なんあるかいな」って
バカにしたようにぼくを見た

配信で繋がる世界で
薄いほどに真白くなる縁
いつかの誰かの声を聞いたよ
水にだって味があったんだ


繰り返し巡り別れ繋ぐ
長い管を流れた水
塩素でごまかし要らないナイって
キレイに濁った水道水

「一昔前の水をやろうか」
くすぶる世界の緑へ


「真の真水は甘いんや」、と
語る白髪のおっさんおって
炭酸抜けたラムネの瓶に
浮かぶように揺れた瑠璃色

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

あまみず

閲覧数:866

投稿日:2011/03/28 17:31:01

文字数:398文字

カテゴリ:歌詞

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  • ドグマ虫

    ドグマ虫

    ご意見・ご感想

    ネット社会のわびしさの対になる世界の表現が美しいですね。
    「浮かぶように揺れた瑠璃色」、「くすぶる世界の緑へ」いいなあ…
    それにしてもこのラムネのおっさん、私がうっすらと覚えている昭和の路地裏のひなびた風景から抜け出してきたような存在感。
    一色さんのような若い方がソレを表現してくれるのがとても頼もしいですw

    2011/03/30 00:37:03

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