僕はこの大空の下で 歌ってもいいのだろうか。
もうあなたはいないのに。
もう止まってもいいはずなのに。
止まることがない。
止めることさえ出来ない。
それならば、この声が この身体が 止まるまで
歌い続けよう。
あなたが、好きだったあの歌を。
この世界のどこかで、あなたがいると信じて・・・。
・・・・もう何回目だろう
いや、何十回かもしれない。 何百回、何千回・・・。
憶えていないほど、歌い続けた。
キーの音がおかしくなっても、歌い続けた。
なのに、何故か 止まってしまった。
止まることはないと思っていたのに、止まってしまった。
もう歌えない。 声すら出ない。
それと引き替えに、身体中が痛い・・・。
心と体を繋いでた歯車が一つ一つ、外れていく。
(痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、苦しい、辛い、助けて・・・。)
涙をこらえて、必死に我慢する僕に、“あなた”は現れた。
僕の方に手を伸ばす。
「この痛みから、救ってくれるの?
この辛さから、苦しさから、救ってくれるの?」
“あなた”はコクリと頷く。
それと同時に最後の歯車が外れて・・・・・・、
僕はいなくなった。
(もし、いつか出会えたなら、そのときもまた、僕に
綺麗な美しい歌を下さい・・・)
Fin
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