「じゃんけんぽいで君の負け」

四角い木陰と赤色
混じった壁が僕の
目を 耳を未来を
奪うからどうしたもんか
生きろよ なんて水を与えるのは
あとで食うためなんだろう

伸ばした腕も鉄格子
廃れた村の処世術
大事な人も守れずに
足枷をただ鳴らす

花いちもんめ 僕は誰?
未だ来ないものばかり探してる
上書きされた感情論と
呼ばれない名前
もう 嫌だなと
言の葉は
なぜかいつもより遠くに響いて
二つの影が指さし笑う
「あの子が欲しいの」

まばゆい光と青色
願った夢は別の
とこじゃ ただの 普通と
知ったから どうしたもんか
生きてく 意味をなくした孤児は
また人間になりました

遠く遠く 馬車の旅
遠く遠く 僕の家
見える箱庭のような
場所に僕は

忘れ物をした気がするんだ

愛も気づけば普段着で
青空は少し目に痛くて
知らないことを知れるのも
傷口に染みるだけ

花いちもんめ 君は誰?
排他病巣かき回す異装も
久方ぶりの情動主義と
泡沫の記憶
また夢を見る
あの夢を
あの日綻んだものさえ忘れて
幼い鳥の声が響いて
泣きながら消えた

遠くなる町の景色に
息も絶え絶えボヤける意識に
ありがとうなんて言うのは
白く染まった化け物で
そして
伸ばした腕も鉄格子
壊れた町の処世術
犠牲の上になりたった
世界で ただ眠る

花いちもんめ 僕は誰?
いまだ来ないものばかり探してる
所詮誰かの 道具だって
気がつかないまま
まだ 生きたいよ
死にたくないよ
母と同じ模様がお気に入り
二つの影が 僕を指差して
外は知らないものばっかりで
遠退いた意識のなか
「あなたはもういらない」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

花いちもんめ

これの歌詞ですhttps://piapro.jp/t/Z59T

閲覧数:81

投稿日:2018/12/12 19:34:07

文字数:695文字

カテゴリ:歌詞

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