(・・・・喉渇いたなぁ・・・・)
と思い俺はパソコンをする手を止めて、水かお茶を飲みにリビングへ行く事にした。
時刻は午後10時48分。・・・みんなはこんな時間までパソコンとかゲームとか、しちゃダメだぞ?・・・ま、俺も人のこと言えねぇけど・・・・(汗)
「・・・・・」
リビングに来た俺はミクが窓の近くにいるのに気づいた。
(あれ・・・・ミク?)
だけど様子がおかしい。何度も涙を拭う仕草をしているからだ。
(・・・泣いているのか?)
俺は声をかけたかったが、やめておくことにした。
いくら親しくても、時には声をかけないでそっとしておくのもその相手を想う優しさにつながる。
そう分かっているから、俺は気づかれないようにリビングを通って台所へ行った。・・・いわゆる、ぬき足さし足しのび足ってやつ?
お茶を飲んで、自室に戻ろうとしたその時。
「・・・・アカイト?」
(・・・ギクっ!)
バレちゃったのか・・・せっかくそっとしとこうと思ったのに・・・。
しょうがない、少し話聞いてやるか。
「・・・ああ。そうだけど、何か用か?」
「・・・・さっき泣いてるところ、見た?」
・・・やっぱり、泣いていたのか。俺は納得した。
「・・・・ごめん、見た。・・・・悪いけど」
俺が正直に言うとミクは、
「ううん。別にいいよ。・・・せっかく私のことそっとしといてくれたのに呼び止めた私が悪いから」
と首を横に振って言った。
「そうか」
俺は軽く頷いた。
「・・・さっぃ泣いていたのはね・・・・強くなるためなの」
ミクはしばらくしてポツンと一言、言った。
「・・・・泣いた分だけ強くなれるって誰かが言ってたから・・・」
「・・・・・」
俺は静かに、聞いた。
「・・・でも、泣いても、強くならないの・・・・」
「・・・・・昔、誰かが言ってたんだけどな・・・泣いた分だけ幸せになるって」
「・・・え、それって・・・・」
「・・・・・ま、そういうこった。だから、元気出せよな、ミク」
俺が優しく言うと
「「・・・・うん。ありがと、アカイト」
ミクは顔を赤くさせたままのはにかんだ笑顔で言った。
「・・・じゃあ、また明日な」
俺が立ち去ろうとすると、
「・・・・・アカイトがいるから、これからは泣かないけど・・・」
一息おいて
「・・・もし、私が泣いちゃったらアカイトのところへ行くから、その時は・・・」
「・・・・え」
「・・・・・朝になるまで過ごしてほしいんだけど・・・・いいかな?」
「・・・なっ」
俺は驚いてミクを見た。すると、ミクは
「・・・・なんてね♪」
と実にしてやったりな顔でいたずらっぽく言った。
「・・・・・・」
(だと思ったぜ・・・)
俺は、複雑感やらなんやで、軽くため息をついた。
            
              END

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お題小説その4 tear-泣いた分だけ幸せになれるー

こんにちは、もごもご犬です。
今回の話はアカイトの男らしさに注目です。何で、こんな風になっちゃったのか作者の私でも分かりません。・・・多分、ミクちゃんのせいだと思いますが・・・。

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投稿日:2009/07/23 15:41:11

文字数:1,168文字

カテゴリ:小説

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