夕月Zの投稿作品一覧
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「料理するのは良いわ。お腹空いているから、早く食べたいの」
コンチータはニコリと笑った。
「かしこまりました。それでは、ワインを取って参ります」
メイドは床に倒れている召使には見向きもせずに、食堂から出て行った。
コンチータは倒れている召使をそっと抱き上げて、
「この子はきっと柔らかくて、味にクセも...悪食娘コンチータ3
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リンの左腕に消毒液が染み込んだガーゼを当てる。
「ッ……!」
リンは、服を握って痛いのを必死に堪えている。
ちょっと前までは、仕事に慣れなくてよく怪我をしていた。
それで、コンチータ様が『怪我から菌が入って病気になるといけないわ』と言って包帯やら消毒液やらを沢山くれた。
「はい。出来たよ」
どうせな...悪食娘コンチータ(召使、メイド視点)2
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第2話
ある日、今年に入って15人目のお抱えコックがこう言って来た。
「そろそろお暇を貰えませんか?」
その言葉に、ため息しかでなかった。
「誰がアイスぐらいしか上手に作れない奴を雇ってやったと思ってるの?」
まったく使えぬ奴らばかりね。私は右手の指をパチンと鳴らした。
「「敬い称えよ、我等が偉大な...悪食娘コンチータ2
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第1話 (召使、メイド視点)
『ちょっとそこの召使さん。あなたはどんな味がするかしら?』
ついさっきコンチータ様に言われた言葉が頭から離れない。
自分の部屋の隅っこで、頭の悪い召使のレンは一人で考え事をしていた。
今年に入って15人目のお抱えコックのカイトさんは、あの後どうなっちゃたんだろう……
『...悪食娘コンチータ(召使、メイド視点)1
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悪食娘コンチータ
第1話 コンチータ視点
腐臭漂う背徳の館。今日も始まる、最後の晩餐。
彼女、美食を極めた娘バニカ・コンチータの周りには、身の毛もよだつ料理の数々が置かれていた。
沢山の量の料理を、バニカ・コンチータは一人、食い漁り続けた。
彼女の一日はそれだけで終わる。
バニカ・コンチータにとって...小説 悪食娘コンチータ
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